※不妊治療経験者のうち、27%が妊娠に成功 (資料1)、体外受精による妊娠は32.5% (資料2)
日本産科婦人科学会が発表する医療機関からの報告データによると、体外受精の治療件数は、年々高まりを見せ、2013年は治療件数が36万8764件で、その結果4万2554人の出生が発表されています。
しかし、不妊治療は治療が長期にわたったり、複数の医療機関に転院するケースも少なくないため、正確な治療者の人数を把握することが難しく、日本国内の患者数や患者数あたりの妊娠率は明らかになっておりません。
そこでジネコでは自社サイト及び提携クリニックで不妊治療経験者を対象にアンケートを行い、今までに明らかになっていなかった不妊治療の実態について調査いたしました。
【調査概要】
・対象期間:2016年7月5日~22日(インターネット調査)
・対 象 者:不妊治療経験者 813名(有効回答数796件)
【まとめ】
- 不妊治療経験者のうち、27%が妊娠 (資料1)、体外受精による妊娠は32.5% (資料2)
- 体外受精で妊娠した方の約6割が3回までの治療で妊娠(資料2)
- 体外受精で妊娠した方の0.9割は、10回以上治療を行っている(資料2)
- 不妊治療経験者の55%が100万円以上の治療費(資料4)
- 不妊治療を開始した年齢は4年間で1歳若くなった(資料3)
【総評】
今回のユーザー調査では、不妊治療経験者の27%が妊娠、体外受精経験者だけに絞ると32.5%の人が妊娠していることが分かりました。また、体外受精で妊娠した方の約6割が3回までの治療で妊娠している一方、0.9割は10回以上治療を行っています。治療費は半数以上が100万円以上かかっており、身体的、経済的な負担の大きさがあらためて明らかになりました。
不妊治療を開始した年齢は、平均33.1歳。4年前の調査より1歳若くなっており、近年増加したマスメディアの報道などによって、不妊に対する意識が高まり、早くから家庭内で治療を検討し、治療に取り組む意欲が高まっているものとみられます。
今後ともジネコでは、日本最大級の婦人科ネットワークを持つ、女性の為の健康生活ガイドとして、女性が抱える様々な体の悩みと向き合い、各医療機関と連携して信頼性の高い医療情報を提供してまいります。ユーザー調査、または医療情報の提供をご希望の場合は、お問い合わせください。
資料1
資料2 体外受精経験者 519名 うち169名が妊娠 (32.5%)
資料3
資料4
【アンケートの詳細、調査レポートのダウンロードはこちら】
http://goo.gl/Sf7eZT
または本プレスリリース 担当者までお問合せください。
【ジネコ】(http://www.jineko.net/)
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