結婚自体が遅くなってしまったので、子どもはいいかなと思っていたけど、半年でちゃんと妊娠してはっきり言って驚きでした。
でも41歳という年齢、高齢出産への不安がのしかかってきて
「子どもが10歳の時51歳。20歳でえっ61!」
と、手放しで喜べるような気持ちばかりではない。
これが高齢出産の現実かと思ってしまいました。
それでも、みんな「高齢出産大丈夫?」とは思っていただろうけど、主人はもちろん両親も兄弟も、主人の親戚もみんな喜んでくれたので、
「そうだよね、授かったんだから大丈夫だよね」
と自分に言い聞かせてマタニティライフをスタートしました。
職場でもみんな「高齢出産なんだから無理しないで」とは言葉ではいいませんが、いつも気を使ってくれていて、上司も少しでも体長が悪いと帰らせてくれたり本当に今思い出しても感謝の気持ちで一杯です。
出生前診断ももちろん考えました。
ただでさえ高齢出産、この年齢で育てていけるのか不安なのに、調べるべきなのか本当に迷いました。
でも、この先自然妊娠が出来る可能性も高くはないだろうし、もし結果を受け入れられなかったら自分も主人もすごく精神的に追い詰められるだろうと思って、自然に任せることに決めました。
そう決めてから高齢出産や将来への不安が吹っ切れたような気がします。
「まずは、元気に生まれて来てくれること。それだけだ」
と思えるようになりました。
そして、予定日よりも2週間も早く元気な産声を聴くことができました。
高齢出産で痛みに耐えられるのかという不安があって和痛分娩という選択をしましたが、充分に痛くて産んだ感はしっかりありました。
「私、頑張った!赤ちゃん生まれて来てくれてありがとう」
とカンガルーケアで肩に乗せられた赤ちゃんを見ながら涙が止まりませんでした。