はじめて彼氏ができたのは、短大生のころでした。
お互いに初めての恋人で、
今思えば少し浮かれすぎていたくらい。
そんな初めての彼との、
初めてのクリスマスの思い出です。
初めての彼氏と遠距離恋愛
彼とは、電車で3時間以上かかる距離の遠距離恋愛でした。
お互い車もなく、
会えるのは数か月に一度。
その分、毎日のように電話をしていました。
今思うと、
よくあんなに話すことがあったなと思います。
それだけ、会えない時間が寂しかったんだと思います。
お金はなかったけど、楽しかった
彼は学生で、正直お金はありませんでした。
デートは、
彼の部屋か近くの公園、
たまに安い外食。
でも不思議と、
「つまらない」と思ったことはありませんでした。
一緒にいるだけで楽しい、
そんな時期だったんだと思います。
クリスマス前の、彼のひと言
付き合って半年ほど経ったころ、
クリスマスが近づいてきました。
ある日、彼が少し申し訳なさそうに言いました。
「本当は、ちゃんとしたプレゼントとかレストランとかがいいのかもしれないけど、お金なくてごめんね」
私は、
もともと彼の家で過ごすつもりでしたし、
高価なものを期待していたわけでもありません。
でも、
そうやって気にしてくれていたこと自体が、
とても嬉しかったのを覚えています。
クリスマス当日
当日は約束どおり、彼の部屋でケーキを食べて過ごしました。
私は、
彼が欲しがっていたニット帽とマフラーをプレゼントしました。
すると彼が、少し気まずそうにひと言。
「ごめん、オレ…まだプレゼント買ってない」
正直、少しショックでした。
初めてのクリスマスだったので、
期待してしまっていたんだと思います。
突然のチャイム
少し拗ねていると、
突然インターホンが鳴りました。
彼が玄関へ向かい、
戻ってきた手には、
包装紙に包まれたプレゼントがありました。
忘れられないサプライズ
実は、プレゼントはもう用意していて、
当日に届くよう手配してくれていたそうです。
中身は、
ずっと欲しいと言っていたCD。
なかなか手に入らず、
ネットで探して、
「どうせなら驚かせよう」と思ってくれたそうです。
その気持ちが嬉しくて、
思わず泣いてしまいました。
今でも覚えている理由
高価なプレゼントではありません。
豪華なレストランでもありません。
でも、
相手のことを考えてくれた時間と気持ちは、
何年経っても忘れません。
あのクリスマスは、
私にとって、
いちばんあたたかい思い出のひとつです。
まとめ|大切なのは値段じゃなかった
恋愛の思い出に残るのは、
モノよりも、
気持ちだったりします。
初めての彼からもらった、
忘れられないクリスマスプレゼント。
今でも思い出すと、
少しだけ心があたたかくなります。


