筆者のチョット若かりし独身時代の事になりますが、住まいが多摩川土手近くの大田区西六郷であり、勤め先が東京・丸の内でしたので私鉄もの京急や、更に山手線か京浜東北で東京駅まで一直線の通勤でした。
休日には、川崎に近いので映画を観たりパチンコで遊んだり、時には会社の仲間と麻雀に講じ、夜になると近くの居酒場で一杯やるという、極めて独身者としては極々平凡な毎日でした。 だが、小生の人生がその後、一変することになるのです、即ち、私の前に話し相手の情勢が現れたのです。
大学を卒業してから或る大手の大手町にある会社に就職したのですが、社員旅行の時の夕食の宴会を開いているときのことでした。 近くに座っていた綺麗な女性が座っていたので、お酒の勢いも借りて色々と話す機会がありましたが、其れによりますと彼女の住まいは小生がよく出かける川崎の人ということでした。
職場の部所は違ったが、偶々仕事中のある日、先日の宴会でのことも有って話す機会があり冗談半分に茶飲みに誘いたいと思って、とそれとなく誘ったところ、何と彼女は何の躊躇い(ためらい)もなく応じてくれたのです。
その後は、小生はノリノリ、彼女はウキウキで、数度のデートを重ねました。
即ち、この時がすでに恋愛としてのホンワカとして気持ちが芽生えていたのですね。
会社が終業したあとは、彼女を誘って東京駅から八重洲を回って銀座お通りを散策しながら有楽町の銀座4丁目から更に新橋ままでそぞろ歩きで、新橋では気楽な所でお茶をしたり、週末などには居酒屋で一杯飲んだりしました。
職場は違ったが、偶々仕事中のある日、話す機会があり冗談半分に茶飲みに誘いたいが、とそれとなく誘ったところ、何と彼女は何の躊躇い(ためらい)もなく応じてくれたのです。
つまり、筆者自身は恋というか恋愛をしてしまったのですね。
勿論、若い我々は恋愛や恋をするのでしょうが、恋とは永い人生においての楽しみの一つですね。 其れでも恋や恋愛をしているときの本当の感情というものを説明するにはチョット難しい面もありますが、
しかし、恋愛をしている時の心理状態というのは、やはり普通の状態では無いようで頭の片隅には常に相手のことが有るもので、つまりは相手を自分だけのものにしたいと考えるため、相手の行動の一つ一つが気になってしまいます。
そして、時折相手のことを思いながら、
「彼女は今何をしているのだろうか」
などと常に考えるようになるもののようです。